最近、なんだか周囲の流れが変わってきたと感じることはありませんか?
今までうまくいっていたことが急に止まったり、予定が急に変更になったり。
もしそう感じているなら、それは流れが「止まった」のではなく、「新しい流れに変わっている」大切なサインかもしれません。
マヤ暦において、この「赤い月」が巡る13日間は、まさにその変化の波に優しく乗り、自分らしく心地よく生きるための準備期間です。
この特別な13日間をどのように過ごせば、心穏やかに開運の流れに乗れるのかを、マヤ暦初心者の方にもわかりやすいようにご紹介します。
【動画解説】マヤ暦「赤い月」の13日間の過ごし方
そもそもマヤ暦って何?
私たちが普段使っている暦とは異なる、古代中央アメリカで栄えたマヤ文明で使用されていた暦を、マヤ暦と呼んでいます。
マヤ文明が栄えた地域は、メキシコ、グアテマラ、ベリーズ、ホンジュラスの一部で、現在でも一部の地域でこの暦が使われ続けているそうです。
マヤ暦には短いスパンから5000年以上の長いスパンまで、約17種類くらいの暦があったと言われています。
その中で私たちが特に注目し、日常で活用することをおすすめしているのが、ツォルキンと呼ばれる暦です。
ツォルキンは260日間を1年とする暦で、かつてはマヤの神官たちが儀式に使用していた神聖な暦でした。
ツォルキンを学ぶことは、私たちが幸福に生きるための知恵を学ぶことにつながります。
その知恵は、暦の構成要素である20の紋章と13の音の中に含まれているのです。
マヤ暦ツォルキンがおすすめな理由は以下の3つです。
- 宇宙のリズムに沿った運気の流れを、日常生活に取り入れることができる。
- 開運習慣が自然と身につく。(毎日、13日ごと、52日ごとに「決める・やってみる・振り返る」の3つのステップを繰り返すことができるため)
- 幸福に生きるための知恵を学ぶことができる。

なぜ今、流れが変わるのか?
ツォルキン暦の260日間は、5つの城と呼ばれる52日間の期間に分けられています。
この5つの城の流れは物事のサイクルを表しており、「起・承・転・結・ギフト」の流れで説明されます。
- 第1の城:種巻き(起)
- 第2の城:継続(承)
- 第3の城:展開(転)
- 第4の城:宣伝、成果を受け取る(結)
- 第5の城:ギフト
今回の「赤い月」の13日間は、このうち第5の城(最後の52日間)の1周目にあたります。
第5の城(10月19日から12月9日)は、260日サイクルの最後の期間であり、次の新しい年(12月10日から)へつなぐための非常に大切な期間となります。
この期間のテーマは、「過去を祝福し未来へつなぎましょう」です。
この52日間で意識したい3つのポイントがあります。
- 振り返り、感謝を深める: 今までの歩みをゆっくり振り返り、できたことや出会えた人、変われた瞬間などを感謝の視点で見つめ直すことが大切です。感謝の気持ちを深めることで、過去の経験が意味ある宝物に変わります。
- 手放しと統合を意識する: うまくいかなかったことや心に残る未完了の思いも、一旦受け入れて手放すことが、心のスペースを整える時間になります。過去の自分を否定せずに、全てを今の私として受け入れましょう。
- 未来へ続く意図を立てる: これまで積み上げてきたものを土台にして、次の260日間をどう生きたいかを思い描き、新しい夢やテーマをノートに書き始めましょう。
この「赤い月」の13日間は、まさに新しいサイクルへと移行していくために、まず自分自身を整えるための重要なスタート地点となるのです。
赤い月の13日間のテーマとキーワード
赤い月が巡る13日間(10月19日から31日)のメイキーワード別!心と流れを整える実践ガイド
「赤い月」のエネルギーを日常に取り入れるための具体的な過ごし方を見ていきましょう。
Flow(流れ):調和とリズムのエネルギー
Flowのエネルギーは、外の世界との調和を教えてくれます。
無理に自分の道を切り開こうとするよりも、今ある流れの中で最も自然な形を見つけることに意識を向けましょう。
流れに身を委ねることは、決して「諦め」ではなく、宇宙や自分自身への「信頼」です。
思い通りにいかない出来事があっても、「今はこういう流れなんだ」と受け止めると、自然と物事が整っていきます。
立ち止まって考えすぎるより、動きながら答えを見つけるのがフローの本質です。
過ごし方のポイント
- 予定の変更や流れの変化を新しい風として受け止める。
- 周囲のペースに合わせる日があってもいいと、自分を許す。
- 動きながら考える、考えながら動くバランスを大切にする。
おすすめアクション
- 朝の天気や気温を感じて、その日の心地よいペースを決めてみる。
- スケジュールに空白の時間を少し残しておく。
- 何か行き詰まったり滞ったりした時は、思い切って一度動いてみる。
Universal Water:感情と共鳴するエネルギー
水がどんな形にも変わり、どんな器にも馴染むように、Universal Waterは感情や環境に合わせて柔軟に生きる力を象徴しています。
この期間のテーマは、自分の心の中の水を綺麗に保つこと。
嬉しい、悲しい、疲れた—そのどれもが今の自分を教えてくれる大切なサインです。
感情を押し込めるのではなく、素直に感じて流していくことで、心は自然に整っていきます。
疲れているなと感じる時は、それを認めて受け入れることで、心の流れが穏やかになります。
過ごし方のポイント
- 自分の感情の波に気づき、無理に抑え込まない。
- 感情が揺れた時は、まず深呼吸をして流れを整える。
- 周囲の感情を感じすぎた時は、一人時間でリセットする。
おすすめアクション
- 朝、鏡の前で「今日の気分」を言葉にしてみる。
- 夜、一日の出来事の中で嬉しかった瞬間を3つ書き出す。
- 水辺(お風呂、川、海など)に身を置いて心を落ち着ける。
Purify:浄化と再生のエネルギー
Purifyは、溜め込んだものを手放し、優しく整える力です。
やることは難しく考える必要はありません。
深呼吸をする、お茶を飲む、部屋を整えるなど、小さな浄化の行動が心の流れを軽くしてくれます。
「貯めずに流す」「減らして軽くする」「整えて満たす」を小さく回すほど、気分がクリアになり、翌日の動きがスムーズになります。
過ごし方のポイント
- 溜め込まないで、こまめに流す。気づいた時1分だけ手放す行動(片付けなど)を日常に取り入れる。
- 予定、物、情報などを1つ減らして、心と時間に余白を作る。
- 片付けや手放しの後に、白湯、深呼吸、入浴などで優しく補給する。
おすすめアクション
- 1日1箇所5分浄化:引き出し、バッグ、冷蔵庫の一段などを5分だけ整える。
- 夜のリセット習慣:湯船にゆっくり浸る、深呼吸を意識する。
- 言葉と情報の浄化:SNSの通知をオフにする。口癖の「忙しい」を整った言葉に言い換えてみる。
今日からできる!開運習慣
マヤ暦の流れを生活に取り入れると、自然と開運習慣が身につきます。
大切なのは、以下の3つのステップを、毎日、13日ごと、52日ごとに繰り返すことです。
- 決める(意図を立てる)
- やってみる(行動する)
- 振り返る(経験を宝に変える)
この「赤い月」の13日間を最高の期間にするためにも、毎日の小さな行動の中に、このサイクルを取り入れてみましょう。
この習慣は、マヤ暦ツォルキンの手帳やカレンダーを使うことで、より実践しやすくなります。

頑張るより「整える」時間へ
赤い月の13日間は、頑張るよりも、まず「整える」時間です。
フローのように外の流れに調和し、ユニバーサルウォーターのように心の波を受け入れ、ピュリファイのように手放して整える、その積み重ねが、あなた本来のリズムを取り戻してくれます。
焦らず、誰かと比べず、自分のペースで進めば大丈夫です。
思い通りにいかない一日があっても、「この流れの中で、今できること」を見つけて過ごしてみてください。
小さな行動の中には、すでに次の道が開かれています。
しなやかに流れを感じながら、今日という一日を楽しみましょう。
あなたの毎日が、柔らかい月の光に包まれるような優しい時間になりますように。