マヤ暦には黒KINや極性KINなど、普段とは違う特別なエネルギーが流れている日があります。
絶対拡張KINもその特別なエネルギーの一つで、名前の通り「拡張」のエネルギーが流れている日です。
260日間のうち13日だけめぐってくる日で、自分を発信したり、何かを始めたりすると拡がりやすくなります。
絶対拡張KINの特徴と起源、絶対拡張KINの日の過ごし方について、わかりやすく解説します。
絶対拡張KINとは?

絶対拡張KINとは、「19」の倍数のKINのことです。
KIN19、KIN38、KIN57、KIN76、KIN95、KIN114、KIN133、KIN152、KIN171、KIN190、KIN209、KIN228、KIN247と、ツォルキンの260日間の中で計13日あります。

絶対拡張KINの特徴
古代マヤ人には、両手両足の指20本を使って数を数える習慣があり、20進法が用いられていました。
さらに「0(ゼロ)」の概念も持ち合わせていたマヤ人は、「1」からではなく「0」から数字をカウントしていたため、「19」が20進法の最後、つまり、もっとも大きな数となります。
このことから、19の倍数のKINは大きなエネルギーが流れていると解釈され、物事を拡張するエネルギーが強いということで「絶対拡張KIN」と呼ばれるようになりました。
新しいことを始めたり、自分の考えや情報を発信したりすると、自然と拡がっていきやすい日と考えられています。
極性KINと絶対拡張KIN
マヤ暦には絶対拡張KINに似た概念として、「極性KIN」という日もあります。
極性KINも「極大」のエネルギーが流れており、物事が広がりやすいと考えられている日です。
ただし、極性KINは「極端」「対極」といったキーワードから、普段やらないようなことや、いつもと真逆の事をするのに最適だともいわれています。
絶対拡張KINの日は素直に自分がやりたいことに取り組んでみて、極性KINの日はあえて気が乗らないことをやってみるなど、過ごし方にメリハリを付けてみるのもいいでしょう。
そして絶対拡張KINと極性KINが重なる日が、260日間の中で1日だけあります。
それは KIN95 です。
この日は「拡張」と「極大」のエネルギーがダブルで流れており、非常に強い宇宙エネルギーを味方につけることができます。
また、KIN106から始まる「黒KIN連続10日間」の10日前でもありますので、KIN95 の日に何か新しいことを始めたり、自分の夢や決意をSNSなどで発信したりするのにも最適な日取りです。
せっかく注ぎ込まれている宇宙エネルギーを取り逃さないように、絶対拡張KINと極性KIN、そして黒KINの流れに乗って、あなたが望む未来をグッと近づけましょう。


絶対拡張KINの起源

実は絶対拡張KINというのは、古代マヤ人が持っていた概念ではありません。
起源はなんと、イスラム教の聖典『コーラン』にあります。
少し難しい話にはなりますが、マヤ暦とコーラン、キリスト教や仏教とも共通するところがあり、とても面白いのでご紹介します。
マヤ暦の大本である『ドリームスペル』を提唱したホゼ・アグエイアス博士は、キリスト教はもちろん仏教やイスラム教も深く学んでいました。
ある時、ラシャド・カリファというエジプト人の学者に出会ったホゼ博士は、ラシャド博士からコーランが「19」という数字をベースに構築されていることを教わります。
例えば、コーランは全114章で成り立っていますが、これは19の倍数、といった具合です(もちろん他にもたくさんあります)。
20進法の最大数であり、マヤ暦においても「19」という数字が強い意味を持つことに気づいていたホゼ博士は、「19」にまつわる法則をさらに見出そうとツォルキン表に再び注目しました。
そして、KIN19からKIN247までのライン上に、19の倍数のKINが一直線に集まっていることに気づいたのです。

このように倍数が一直線に並ぶのは「19」だけであり、他にはありません。
ですが、他のKINも同じように右上に移動させていくと、すべて「19」の差があります。
例えば、KIN17から右上に進むと、KIN36、KIN55、KIN74、というようにすべての差が「19」です。
さらに、19の倍数のKINの最大値であるKIN247はツォルキン表で上から7行目にあり、絶対拡張KINが7行目から19行目までの13行に及んでいることがわかります。
これはどういうことかというと、絶対拡張KINよりも上の1行目から6行目までは「誕生」から「死」のサイクル、7行目から19行目までは「復活」のサイクル、そして20行目は「悟り」を表しています。
『旧約聖書』に天地創造が6日間で成されたとありますが、マヤ暦でも1行目の赤い龍には「誕生」、6行目の白い世界の橋渡しには「死と再生」というキーワードがあり、実は同じような思想があるのです。
仏教の「サンサーラ(輪廻)」にも共通する部分があります。
こうした考え方が派生して、日本では「絶対拡張KIN」という言葉が生まれ、ホゼ博士とはまた少し異なる解釈で広まっていきました。
このような経緯から、絶対拡張KINを認めない、という意見もありますが、あなたはどう思われますか?
マヤ暦はキーワードや抽象的な概念から、自分の考えで読み解いていくことが大切です。
絶対拡張KINなんてないと思うのも、「拡張」のエネルギーに乗ってみようと思うのもあなた次第。
自分がワクワクすることを選んでいきましょう。
絶対拡張KINの日の過ごし方

告知・宣伝をする
絶対拡張KINの日は「拡張」のエネルギーが流れていますので、イベントの告知や商品の宣伝などをすると拡散されやすくなります。
何かお知らせしたいことがあれば、SNSで発信したり、友人に直接連絡してみたり、チラシを配ったりと、積極的に告知していきましょう。
いつもより反応が良かったり、お客様が多く集まったりと、物事がうまくいきやすくなります。
絶対拡張KINの日はイベントを開催するのも最適ですので、絶対拡張KINの日に日取りを決めて、その数週前の絶対拡張KINの日から告知を始める、というのもオススメです。
勉強やトレーニングに打ち込む
絶対拡張KINのエネルギーは、自分が持っている知識や能力を拡大させるパワーもあります。
何か夢に向かって勉強していることや、トレーニングしていることがあれば、ぜひいつも以上にしっかり取り組んでみてください。
毎日続けていてもなかなか成果が表れないことも、絶対拡張KINの日にふと一段階レベルアップする場合もあります。
絶対拡張KINの日を、20日間に一度の効果測定日と定めるのも良いかと思います。
振り返りと目標の再設定を行う
絶対拡張KINの本来のキーワードは「復活」です。
マヤ暦では13日間を1サイクルとして、振り返りと目標設定を繰り返していきます。
13日間ごとのサイクルとは別に、絶対拡張KINの日に新しい取り組みを始めてみたり、今取り組んでいる事をやめたりと、やるべきことを整理するオススメです。
特に振り返ることを強く意識して、うまく出来なかったことも、未来への糧となる経験に変えていきましょう。
2025年の絶対拡張KIN一覧

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