Maya Learning Society の藤ハルカです。
まずはこの文章を開いてくださったあなたに、お礼を伝えたいと思います。
日々忙しく、時間があっという間に過ぎていく中で、こうして“自分の心のために使う時間”をとったということ。
その選択そのものが、もうすでに新しいサイクルへの一歩だからです。
今、私たちは、夜明け前の静けさに似た時間を過ごしています。
空がまだ淡い青のまま残っているのに、どこか遠くで新しい光が生まれようとしている。
そんな予感が、心の奥で静かに揺れ始めているようなときです。
年齢を重ねるほど、
「もう一度きちんと自分を生きたい」
「もっと丁寧に、自分らしく歩き直したい」
そんな想いがふと胸に浮かぶ瞬間が増えていくものです。
それは決して弱さではなく、あなたの中で“新しい光が目覚めている証”なんです。
まもなく12月10日から、マヤ暦では新しい260日の旅が始まります。
365日の一年より少し短いこのサイクルは、私たちがどんなリズムで生き、何を大切にしていくのかをやさしく整えてくれる時間です。
今日、この文章を読んでくださっているあなたは、すでに「変わりたい私」を選び始めています。
ほんの小さな選択でも、未来の方向は確かに変わっていきます。
特に人生の円熟期に入ると、若い頃には見えなかった“内側の声”が聞こえやすくなります。
静けさの中で、「本当に望んでいること」が少しずつ形を持ち始めるのです。
ここからの13日間はその声にそっと寄り添い、これからの人生の土台をやさしく整える、とても大切なスタートラインになります。
どうか、肩の力を抜いて。
ここから新しい260日の旅を、一緒にゆっくり歩き出しましょう。
【動画解説】マヤ暦「赤い龍」の13日間の過ごし方
260日間の振り返り:内側で静かに育っていたものたち
新しい始まりへ進む前に、少しだけ振り返りの時間を持ちましょう。
マヤ暦では、結果よりも「内側で何が育っていたか」を大切にします。
3月25日から12月9日までの260日間を思い返せば、いろんな出来事があったはずです。
楽しい日も、つらい日も、なんとなく流れていったような日も。
でも、そのひとつひとつが、今のあなたを育てる静かな種になっています。
ここでは、5つの質問を自分にやさしく問いかけてみてください。
答えを書き出さなくても大丈夫。
心の中で「そういえば…」と感じるだけで、十分です。
- 1. 手放したものは何でしたか?
-
人間関係、習慣、無理してきた価値観。
50代になると、「もうこれは持ち続けなくていいな」と感じる場面が増えていきます。
手放すことは寂しさもありますが、それはあなたが“本来の自分へ戻るための準備”にすぎません。
- 2. 新しく芽生えたものは何でしたか?
-
ふと気になったこと、小さな直感、「このままじゃ嫌だ」と心がつぶやいた瞬間。
その違和感は、あなたを未来へ導く光です。
人生を大きく変えるのは、意外にも“静かな予感”からなんです。
- 3. 心が動いた瞬間はありましたか?
-
涙が出た日、嬉しかった出来事、悔しさを感じたこと。
そういった感情の動きは、すべてあなたの心が豊かに育っている証です。
特に人生後半は、感情の意味が深くなる時期。
その動きが次の260日を支える大切な栄養になります。
- 4. 静かに続けてきたことはありますか?
-
無理のない習慣、やさしい言葉、丁寧な選択。
派手ではなくても、静かな積み重ねほど本当の力になります。
あなたが気づかないところで、未来を支える土台はしっかり育っていました。
- 5. 今の私は、どんなふうに変わっただろう?
-
外見よりも、心の柔らかさや選び方、歩き方。
その小さな変化が、これからのあなたの人生を豊かにします。
この260日間は、今日というスタートのために用意されていた時間でした。
どんな日も無駄ではなく、すべてがあなたをここまで導いてくれたのです。
黄色い星の13日間の振り返り:美しく整う時間
11月27日〜12月9日の「黄色い星の13日間」。
まるで旅の最後に風景を振り返りながら歩くような、落ち着いた時間でした。
テーマは、
- elegance
- art
- beautify
どれも50代の女性が自然と惹かれるエネルギーです。
elegance:心の余白を取り戻す時間
「もっとゆっくり生きたい」
「ていねいに毎日を味わいたい」
そんな想いが自然に湧いてきたなら、黄色い星の作用です。
焦るよりも、自分のペースを取り戻すことが大切だと教えてくれました。
art:自分の歩みを作品として見る
日々の選択も、迷いも、喜びも、すべてが“あなたという作品”をつくっています。
若い頃は気づかなかった美しさを、50代はより深く味わえるようになります。
完璧じゃなくていい、揺らぎがあるからこそ、人生は豊かになるのです。
beautify:未来を美しく整える
「これからどんな生き方がしたいか」
その問いが静かに形を持ち始める時期でした。
未来への意図が整うと、次のサイクルは驚くほど心地よく流れ始めます。
黄色い星の13日間は、心を整え、歩みを受け入れ、そして未来に光を添える、そのすべてが美しく調和する特別な時間だったのです。
赤の季節(52日間)の過ごし方:未来の土台を育てる
12月10日から始まる最初の52日間、ここは“赤の季節”と呼ばれます。
赤は「始まり」「生命力」「基礎」を意味する色。
焦らず、心を整えながら、未来の土台を作る大切な期間です。
まずは、自分にやさしく問いかけてみましょう。
「今の私は、どんな状態かな? どんなことを望んでいるのかな?」
いきなり走り出さなくて大丈夫。
メモ一つ、ひと呼吸、少しだけ試してみる、その“小さな一歩”こそ、この期間にふさわしい始まりです。
続けられるリズムを作ること。
手帳にたった一行書くだけでも、未来は確かに整っていきます。
赤い龍の13日間の過ごし方:静かに生命が目覚めるとき
赤い龍は“誕生”のエネルギーを持つ紋章。
ここからの13日間は、人生の新しい流れがそっと動き始める時間です。
テーマは次の3つ。
Being:本来の私へ戻る
年齢を重ねるほど、「私はどう生きたい?」という問いが深くなります。
他人の期待ではなく、自分の中心に戻ること、それが始まりです。
Birth:新しい私が生まれる
大きな決意はいりません。
ふと湧く興味や、小さな願い、そのささやかな芽こそ未来の種です。
Nurture:ゆっくり育てる
気合いや努力よりも“温かさ”が大切。
手帳の一行、やさしい言葉、それが未来を育てる水になります。
① 朝の問いかけ(Being)
「今日はどんなリズムで生きたい?」
数秒で心が整います。
② 小さな心地よさ(Birth)
やりたいことを少しだけ試す、メモする。
未来はここから動きます。
③ 夜のひとしずく(Nurture)
今日の“よかったこと”を一つ思い出す。
それだけで未来に水が注がれます。
赤い龍の13日間カレンダー(KIN1 – KIN13)

- 2025年12月10日(KIN1):意図を決める日
- 2025年12月14日(KIN5):軸を整える日
- 2025年12月22日(KIN13):振り返りと感謝の日(特別なエネルギー)
この3日間は、未来の流れを優しく方向づけてくれます。
決める・やってみる・振り返る
赤い龍は“誕生の季節”。
ここで決めた意図は、あなたの未来を確かに動かします。
決める → やってみる → 振り返る
この小さな循環が、人生を予想以上に豊かに育ててくれるのです。
私は今日、静かに新しい260日の扉を開きます。
胸の奥のあたたかな炎は、私をそっと照らし、本来の私へ戻る道を導いてくれます。
小さく生まれた願いは、それだけで美しい。
私はその芽を抱きしめ、ていねいなリズムで育てていきます。
比べない、急がない、“私の歩みに合うペース”を大切にします。
私は決め、私は動き、私は未来を美しくデザインする。
赤い龍のやわらかな強さとともに、今日から新しい私が静かに始まります。
あなたの赤い龍の13日間が、やさしく実りある日々となりますように。
